建築大工

Akira Satoh

社歴
1971年入社
所有資格
2級建築大工技能士、職業訓練指導員(建築科)
趣味
釣り、ゴルフ、スキー(孫と一緒に行く)

誰かを想う心遣いが、信頼へとつながっていく

仕事の中で、特に得意なことややりがいを教えてください
和室、床の間、寺、料亭などの、繊細な部分の作業です。緊張するけど、好きですね~。これだけ続けているんだから、やっぱりこの仕事が楽しいんですよね。一緒に働いている仲間も仲が良くて、そんな仲間とひとつの現場を仕上げる達成感や安堵感は、何にも代えがたいものがあります。
仕事をするうえで、大切にしている「考え方」を聞かせてください
作業現場や身なりを清潔に保つようにしています。現場では毎朝、玄関の掃き掃除をしますし、1日の終わりには必ず片づけます。自分たちの安全につながるからという理由ももちろんありますが、お客さん(施主)の気持ちを考えると、絶対にそのほうがいいと思うんです。私の場合は、お客さんに会うときと作業するときで作業着や靴、靴下を着替えています。修理のために住宅にお邪魔するときは、工具をそのまま広げないでマットを敷きます。そういう細かな所の気遣いが、お客さんの喜びや信頼につながっていくと思っています。
特に印象に残っている仕事はありますか?
JICA帯広の「森の交流館・十勝」。まだ先輩に仕事を教わっている時代に携わった建物だったんですけど、丸太を使ったり、窓を斜めにはめたり、面白い経験がたくさんできました。今でもたまに行くと、「自分がやったんだなぁ」とうれしくなります。