現場管理者
長田 佐多補 Sataho Nagata
- 社歴
- 1981年入社
- 所有資格
- 1級建築士、1級施工管理技士
- 趣味
- レゴブロック、子どもと一緒に過ごす
お客様と同じ気持ちで、歓びを分かち合いたいから
- 現在の仕事を目指したきっかけは何ですか?
- 小学生の頃、家が火事にあってしまって。立て直すために、現場に大工の人が来ていたんです。それがカッコよくて。大工さんに憧れて工業高校に進みました。ただ、学校で勉強するのは設計や管理のことで、大工さんの技術ではなかったのですが(笑)。
- この仕事の魅力は?
- 大手とは違って1から10まで、すべての工程に関われることです。大変ではあるけれど、1からコツコツ作り上げる実感がある。責任も大きくなる分、楽しさも増しますね。設計から任せてもらうこともありますよ。お客様(施主)のイメージを間取りに落とし込んでいく作業は面白いですね。
- 大変だった仕事の思い出はありますか?
- 入社5~6年の頃に商業施設を担当したのですが、工期が45日しかなかったことがありました。11月だったんですけど、雪まで降るし(笑)。でも、協力業者の人たちも助けてくれて何とかなりました。「やればできる!」ということを学べたことは、今でも活きています。
- 仕事をするうえで、大切にしている「考え方」を聞かせてください
- とにかく、コツコツ積み重ねること。お客様の気持ちをいかにくみ取れるかということは、とても大切にしています。やりたいと思っていることを、いかに形にするか。出来上がったときに、お客様と同じ気持ちで歓びたいですから。コミュニケーションがうまくいかないと、それは不信感になってしまう。いつでも、「その人のために」という意識で向き合っています。
自社の人たちとのコミュニケーションも、大切です。管理の立場から「見えてくる」ものもある。職人さんたちと対等の立場で、共にひとつのものを作り上げるという姿勢を心がけています。
- これからの課題は何ですか?
- 建築の現場は日々進化していて、35年前と比べると全然違います。みんなで勉強しながら、それを共有できる環境を作っていくことがこれからますます大切になってくると、思っています。